MBAといえは過去はアメリカ最強時代があったようですが、最近その流れに変化が起こってきており、アメリカのMBA志願者が減少している一方で、ヨーロッパ、アジアの学校は志願者が増加しているといった話をよく耳にするようになってきました。
私自身は、アメリカ、ヨーロッパの学校をどちらも出願しましたので、私が感じたヨーロッパMBAとアメリカのMBAの違いについて、ざっくりと比較をしてみようと思います。
- 期間について
- 一般的にアメリカは2年制が多く、ヨーロッパは1年制が多いです。もちろんアメリカにも1年制はありますし、ヨーロッパに2年制のプログラムもあります。
- 私自身は、30歳を超えていることもあり、キャリアを中断できる最長期間は1年間だと思い、ヨーロッパMBAをメインに出願ポートフォリオを組みました。
- 費用について
- 期間に比例して学費、生活費は上がりますので、2年制アメリカMBAのほうが1年制ヨーロッパMBAより金銭的負担は高くなります。(当然ですよね)
- ただ、同期間で按分して計算してもアメリカのほうが高いような気がします。(理由はよくわかりません)
- 学生の年齢について
- アメリカMBAの平均年齢は25歳~27歳前後、ヨーロッパMBAの平均年齢は27~29歳前後といった感じでしょうか。
- 一般的にヨーロッパのほうが年齢が高く、落ち着いた雰囲気だと言われています。
- Requirement
- ファクトなしの一般論で恐縮ですが、アメリカMBAの方がGPAやGMATなどの定量評価項目のウェイトが高く、ヨーロッパMBAの方が職歴やエッセイ、インタビューなどの定性評価項目のウェイトが高いと言われています。
- ぜひターゲットスクールのGMATのスコアレンジを見てみてください。
- ダイバーシティについて
- アメリカMBAのマジョリティはアメリカの学生ですが、ヨーロッパMBAはマジョリティがいない(ダイバーシティが大きい)と言われています。
- 学校のウェブサイトのクラスプロフィールにインターナショナル比率が記載されていますので、チェックしてみてください。
- 英語について
- 当然アメリカMBAのほうがネイティブ比率が高く、ヨーロッパMBAに比べて英語のハードルは高そうです。
- 私が通う予定のNYはアメリカの中でも英語のスピードが速いといわれており、苦労しそうです。
- その他(旅行、母体)
- ヨーロッパMBAの魅力は、オフタイムの旅行のしやすさではないでしょうか。気軽にヨーロッパ大陸のあちこちに旅行することができます(時間とお金の制約はわかりませんが、、)
- アメリカのMBAは大学を母体としているところが多く、ヨーロッパには非大学(グランゼコールや企業系)が母体のところも多くあります。
以上、ざーくっりとアメリカMBA、ヨーロッパMBAを比較してきました。
私自身はヨーロッパMBAをメインに受験し、結果的にアメリカMBAに進学しますが、
- まだ20代半ばで2年くらいへっちゃらな社費留学生の方はアメリカMBAへ、
- すでに30歳前後の方で、落ち着いた環境で1年間集中して学びたい私費留学生の方はヨーロッパMBAの方が、
フィットする傾向はあるかもしれませんね。